兵庫県尼崎市で15日夜に女性が刺されて死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された元夫の森本恭平容疑者(33)が「復縁を望んでいたが断られ、憎しみへと変わっていった」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。県警は、一方的に恨みを募らせたとみて詳しく捜査する。
捜査1課によると、死亡した医療系事務員の森本彩加さん(28)は尼崎市昭和通4丁目の自宅マンションの屋外駐輪場で襲われた。
体には10カ所以上の刺し傷と切り傷があり、このうち背中からの刺し傷が右肺に達していた。死因は失血死だった。
2人は2016年に結婚したが今春ごろに別居し、6月に離婚していた。県警は、警察へのトラブルなどの相談は「確認されていない」としている。
恭平容疑者の同県西宮市の自宅からは血の付いた包丁が見つかった。県警が血液を鑑定したところ、彩加さんのDNA型と一致したという。恭平容疑者は「殺すつもりで刺しました」と容疑を認めているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル